サンプル容器の選び方について

 

いつもお世話になりありがとうございます。

私たちのもとには、
「どのような容器に入れてサンプルを送ればいいですか?」
というお問い合わせをいただくことがあります。

サンプル容器は、中身が漏洩したり破損したりしないよう、
耐薬性のある容器に入れ、しっかり密閉していただくことが大切です。
本日はサンプル容器の選び方について、お伝えさせていただきます。

 


サンプルは「ペットボトル」でもいい?

専用の容器がお手元にない企業様よりご相談いただくものとして、ペットボトルに入れて送付可能かという内容です。

結論から言いますとペットボトルをサンプル容器として使うことはお勧めできません。
おすすめできない理由は以下のとおりです。

  • 耐薬性が低い
    酸やアルカリなどに弱く、変形や漏洩の原因になります。
  • 強度・密閉性が不十分
    輸送中に破損する恐れがあります。
  • リサイクルの妨げになる
    中身(サンプル)が残ることから資源循環が乱れてしまう。
  • 誤飲事故のリスク
    見た目が飲料容器のため、誤って飲まれてしまう可能性があり、死亡事故に繋がる危険がある。

このようなリスクがあるため、ペットボトルを代用容器として使用することは、避けていただきたいと思います。

 


安全にサンプルを準備するには?

それでは、どのような容器に入れる必要があるのか?
それは、薬品や成分に応じた素材を用い、しっかりと密閉できる容器であることが大切です。

薬品や成分に応じた素材を判断するためには、薬品ごとにあるSDS(製品安全シート)を確認することが必要になります。
(参考ブログ「SDS(製品安全データシート)について」

しかし、都度SDSを確認するのは大変ですよね。
そこで、どんな薬品にも対応可能なサンプル容器をご使用いただくことが簡単で安全な選択肢ではないかと思います。

当社では、容器がお手元にない場合にも安心してご依頼いただけるように
『専用のサンプル容器を無償でご提供』
させていただいておりますので、ご一報いただけますと幸いでございます。

サンプルを送付する際の運賃は当社で負担させていただきますので
『着払い』
でお送りくださいね。

サンプル採取の詳しい手順についてはこちらの記事を参考にしてください。
参考ブログ「サンプル採取のポイント」
サンプル採取方法(PDF)

 


 

サンプル容器は、ただ中身を入れるためだけでなく、安全に取扱い、正しく分析を行うための重要な道具です。
誤った容器を使うと、漏洩や事故のリスクだけでなく、法令違反や環境への影響にもつながりかねません。

サンプル送付の際は、必ず専用の容器を使用し、正しい方法で採取・梱包をお願いします。
サンプル採取や容器のことでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 


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【Blog担当:北岡 智】